BlizzProやHearthheadなどの大手のHearthstone情報サイトが、Blizzard社主催の非公開イベント「Heroes HQ」に招待されました。

Hearthstoneの開発陣がこのイベントにおいて、新Adventureモードの「Blackrock Mountain」の第1ステージを公開したそうです。

そのプレイ・レポートの内容を以下にまとめて掲載します。

「Blackrock Mountain」の最初のボスは、 Grim GuzzlerにいるCoren Direbrewです。
World of Warcraft（以下WoW）に登場する同名のボスです。

Grim Guzzlerとは、ダンジョンのBlackrock Depthsの奥深くにある、Dark Iron Dwarfたちの酒場です。
この酒場でプレイヤーたちはボスのCoren Direbrewと戦います。
Corenは、毎年季節イベントのBrewfestの期間中に登場して相応の報酬をもたらすので、WoWのプレイヤーには馴染みがある存在です。

至近距離で複数体に命中する物理攻撃のDirebrew’s Disarmを多用します。
戦闘中に地面から突然せり上がってくるドリルの内部より、Dwarfの手下が加勢してきます。

HearthstoneのCorenのHero Powerは「Pile On!」です。

消費コストは0で、「双方のデッキからランダムに選ばれたMinionをそれぞれの陣地に配置する」という効果を発動します。
召喚ではないので、対象となったMinionのBattlecryは発動しません。

Corenは、このHero Powerをターンの開始時に必ず使用するそうです。
また、Corenのデッキは相当な数のMinionカードで構成されているとのことです。

最大Manaと関係なくMinionが自陣に配置されていくので、大型Minionを多く含むデッキで臨むとアドバンテージを得やすいのだと思われます。
BattlecryやChargeなどは、このHero Powerによる配置では効力を発揮できない能力となります。

なお、Pile On!によって配置されたCoren側のMinionは、そのターンの内には行動できないとのことです。

Corenは、Tauntを備える1/1のMinionを4体召喚するSpellを使用するそうです。
このTaunt Minionたちによって、自身の大型Minionを保護します。

また、コスト6で4/8のDark Iron Bouncerという固有Minionを召喚してきます。
このMinionは、Brawlが発生した際に必ず勝ち残るという特殊能力を備えます。

もちろん、CorenはBrawlをプレイしてきます。
Dark Iron BouncerとBrawlの組み合わせで、プレイヤー側の陣地の一掃を図ります。

Heroicモードになると、CorenのHero PowerのPile On!が強化されます。
双方のデッキからランダムにMinionを配置する際に、プレイヤー側には1体、Coren側には2体のMinionが配置されるようになります。

序盤からプレイできる除去能力やBig Game Hunterなどを、どうにかして最初の手札として引き込めば攻略の助けとなるそうです。
速いペース消費されていくCoren側のデッキ内のMinionが尽きれば勝利が確定します。

また、HeroicモードのCorenは、30のHealthに加えて15 Armorを最初から有しています。

Coren戦では、WoWのGrim Guzzlerの要素が込められた細かい演出があるとのことです。

召喚されるSuccubusは、酒場のGrim GuzzlerのバーテンダーであるMistress Nagmaraを思い起こさせます。
同様にWar Golemは、Grim Guzzlerの門番のボスとして馴染み深いPhalanxというゴーレムを思い起こさせます。
Grim Guzzlerで定期的にコンサートを行うElite Tauren Chieftainもプレイされるそうです。

試合前のローディング画面に「Interrupting Brewfest」というテキストが表示されることもあるそうです。
これは、WoWのCoren Direbrewの手下が、Brewfestのイベント会場を攻撃してお祭りを邪魔することに由来しています。